PDF 差分
PDF 差分は、2 つの PDF をレンダリングされたページとして表示し、 意味的なテキスト変更をページ上にハイライトします。契約書、合意書、レポートなど、 文言が重要なテキスト付き PDF の確認に向いています。
PDF 差分を開始する
2 つの PDF ファイルをドロップすると PDF 差分が開きます。PDF を 1 つ ドロップすると、単一 PDF ビューアで確認できます。
PDF は変更セットやコンフリクトセットから開くこともできます。抽出テキストを別の 比較で確認したい場合は、File ▸ Open Current Files as Text Diff を選びます。
PDF は最初に開くときには銀行明細としてスキャンされません。現在の PDF が銀行明細の 場合は、File ▸ Open Current Files as Bank Statements を選ぶと解析され、 表の差分で開き直されます。
Visual モード
Visual は PDF の既定ビューです。ABDiff は現在のページペアをレンダリングし、 元のページ画像の上にテキスト変更のハイライトを描画します。
- 左側のページサムネイルで文書内を移動できます。
- 中央には現在の左ページと右ページが並んで表示されます。
- 下部バーには現在のページと前後ページの操作が表示されます。
- 存在しないページは、その側に空白として表示されます。
ハイライトはテキストに基づくもので、ピクセル差分の枠ではありません。これにより、 アンチエイリアス、レンダラの違い、小さなレイアウトずれによるノイズを避けながら、 変更された文言がページ上のどこにあるかを確認できます。
Text モード
Text に切り替えると、PDF から抽出したテキストを通常のテキスト差分ビューアで 比較できます。
ABDiff は PDF 内の利用可能なテキストデータからテキストを抽出し、必要に応じて 代替手段を使います。また、柔らかい改行を再構成するため、契約書の段落や番号付き セクションを編集可能なテキストに近い形で比較できます。
Text モードは次の場合に便利です。
- ページレイアウトに邪魔されず長い文言変更を確認したい
- テキスト差分のナビゲーションとコネクタを使いたい
- 選択した抽出テキストをレビュー用にコピーしたい
- ページ折り返しをまたぐ変更を確認したい
契約書を意識した照合
PDF
テキストは、段落が同じでもバージョン間で折り返しが変わることがあります。
ABDiff
は位置付きテキストを論理行にまとめ、2.3 Rejection and Cure
のような
番号付きセクションのアンカーを保ったうえでテキストを比較します。
これにより、契約書やレポートの比較は改行の違いに左右されにくくなり、追加、削除、 変更された単語に集中できます。
単一 PDF 表示
PDF が 1 つだけ読み込まれている場合、Visual はレンダリングされたページを表示し、 Text は抽出テキストを読み取り専用のテキスト画面に表示します。サムネイルまたは 下部のページ操作でページ間を移動します。
読み取り専用
PDF 差分は読み取り専用です。
- 元の PDF は編集しません。
- 保存やパッチとして保存には対応していません。
- Visual のハイライトと抽出テキストは確認用です。元の PDF ファイルが正しい情報源です。