画像比較

ABDiff は、目視による確認と解析的な diff を組み合わせた画像レビューのために設計されています。目的は、2 つのファイルが違うと示すことだけではなく、その違いが本当に重要かどうかを判断することです。

画像比較を始める

推奨ワークフロー

  1. 最初に位置合わせする。 2 枚の画像が意味のある共通グリッドを共有していることを確認します。
  2. まずは目視確認から始める。 解析モードに入る前に、Split、Side-by-side、Crossfade を使います。
  3. 2 つのスケールで確認する。 まずは全体像を見るためにフィット表示を使い、その後 Actual Size (1:1) に切り替えてピクセル単位で確認します。
  4. 変更箇所を見つける。 Change Boxes を使うと、怪しい領域をすばやく見つけられます。
  5. 違いを分類する。 確認したい内容に応じて解析モードを選びます。
  6. ルーペで詳細を確認する。 差分が本当のリグレッションなのか、予想される描画差なのか、単なるノイズなのかを見極めます。
  7. 必要なビューを書き出す。 必要な証拠が揃ったら、現在の比較ビューをエクスポートします。

比較前に位置合わせする

Alignment は、対応するピクセルを意味のある形で比較できるように、2 枚の画像を共通の比較キャンバスへどう配置するかを決めます。Alignment は画像の移動や拡大縮小を行いますが、ズームやフィットモード自体は変更しません。

Alignment の概要

Side-by-sideChange Boxes は、表示のために元画像を横に並べます。それ以外のモードでは、2 枚の画像を共通キャンバス上に重ね、次の 4 つの Alignment モードのいずれかを使います。

Alignment が有効なとき、ヘッダには Scaled to LeftScaled to RightAligned (Containment) などのバッジが表示されます。

Find Smaller Image in Larger…

まずは目視確認から始める

Split モード

レビューはまず視覚モードから始めて、その変更がより深い分析に値するかどうかを判断するのが良いです。

モード 向いている用途
Split 可動ディバイダを使ってレイアウト、余白、局所的な違いを比較する
Side-by-side 2 枚の画像を同時に見ながら共通ズームで確認する
Crossfade ブレンドによって微妙な視覚差を見つける
Change Boxes 右画像上で変更領域をすばやく見つける
リマスターではコントラストを上げて、よりシャープに見せることがあります。その結果、明部や暗部は中間調よりも大きく変化します。この頬はもともと明るいため、最も変化が目立ちます。

問題に応じて解析モードを使う

解析モードは、すでにどの領域やどの種類の差を調べたいか分かっているときに最も力を発揮します。

モード 使うべき場面
Absolute Difference 正確なピクセル差が必要なとき
Proportional Difference 絶対量より相対的な変化が重要なとき
Blurred Difference ピクセルノイズを抑えて大きなズレを強調したいとき
Edge Difference 色より輪郭、余白、構造が重要なとき
SSIM 構造的または知覚的な類似性を見たいとき
Delta E 色の知覚的な忠実度を評価したいとき

全体表示と 1:1 で確認する

設定ボタン

全体の把握にはフィットモードを使い、最終判断は 1:1 で行います。

Show Whole Image は、100% を超えて拡大せずに全体を 1 回だけ確認したいときに使います。 Fit to Window (Auto) は、ウィンドウのサイズ変更に合わせて ABDiff に継続的に調整させたいときに使います。

ズームはマウスホイールか 表示 ▸ ズーム コマンドで行えます。

画像の移動はドラッグ、またはミニマップを使って行います。ミニマップは、現在のズームで画像が表示領域より大きい場合にのみ表示されます。2 秒間操作がないと自動的に隠れますが、ホバー中や内部でドラッグしている間は表示されたままです。

ルーペで怪しい領域を確認する

ルーペはカーソル周辺を拡大し、すばやく反対側の画像へ切り替えられます。

ショートカット:

この 4K リマスターでは、AI 処理でフィルムグレインを減らし、質感を滑らかにしています。その結果、顔がワックスのように見えることがあります。このサンプルは Help ▸ Samples から利用できます。

すばやい判断ガイド

比較

書き出しとリビジョン確認

関連トピック